ご利用いただけるPHP4のモジュールは次のとおりです。

オプション	解説	備考
GD	グラフィックライブラリGDのサポート(GD2)	-
Freetype	グラフィックライブラリFreetypeのサポート	試験的導入
mcrypt	暗号化ライブラリmcryptのサポート	-
xml	XMLのサポート	試験的導入
pdf	PDFのサポート	試験的導入未対応
socket	通信用socketのサポート	-
openssl	暗号通信ライブラリopensslのサポート	試験的導入
mbstring	日本語のサポート(mbstring/mbregex/mbstr-enc-trans)	-
zlib	圧縮ライブラリのサポート	試験的導入
ftp	FTPプロトコルのサポート	-
session	セッション機能のサポート	-
postgresql	PostgreSQLのサポート	-
MySQL	MySQLのサポート	-
bcmath	任意精度数学関数	-
curl	各種通信プロトコルのinetdサポートデスク	試験的導入
mhash	各種ハッシュ関数のサポート	-
dom xml	XMLのサポート	CGI版のみ対応 php.iniに extension=domxml.so の追記必要
xmlrpc	XML-RPCサーバ/クライアントのサポート用	CGI版のみ対応 php.iniに extension=xmlrpc.so の追記必要
xslt	文書変換	CGI版のみ対応 php.iniに extension=xslt.so の追記必要
calendar	日付変換のサポート	CGI版のみ対応 php.iniに extension=calendar.so の追記必要
iconv	文字コード変換ライブラリ	試験的導入

試験的導入 → 予告なくシステムから取り除かれる場合のある機能

機能詳細はphpinfo() 関数で表示することもできます。

CGI版とモジュール版の違い

-	モジュール版(※1)	CGI版
実行権限	httpd(システム権限)	客様アカウント
php.iniの設定変更	不可	可能
phpの設定変更	htaccess	php.ini(※2)
実行時のメモリー制限	8MB(一律に制限)	php.iniで変更可能(※3)
BASIC認証	利用できます	利用可能(※4)

※1 モジュール版は2008年8月でご提供終了となります。
※2 htaccessにphp_value/php_flagsが残っているとphpモジュール廃止後エラーになります。
※3 最大値はCGIの実行制限(30～40MB)によります。
※4 CGI版でのBASIC認証利用につきましては本ページの「phpでBASIC認証行う」をご覧ください。

PHP4をCGIとして実行するには

コントロールパネルでCGI版PHP4を利用するように設定する場合は、最初に管理者メニューの「管理設定」にある「CGI版PHPおよびSuExec環境への変更」で環境を変更しておく必要があります。
その上で、コントロールパネルのアカウント一覧から、コンテンツ管理アカウント(ftpアカウント)に指定されているアカウントの設定を開いて「web/CGIの設定」にてPHP4とPHP5の切り替えを行ってください。
コントロールパネルでの環境変更を行った場合は自動的にphp.iniが作成されます。
手動で設定する場合は次の手順で行ってください。
1. 以下の設定を.htaccessに追加します。
  
  Action php-script /.system_cgi/php4.cgi
  AddHandler php-script .php
2. お客様のホームディレクトリに「.php」というディレクトリを作成してその中にphp.iniを置いてください。下記の例のように /usr/local/etc/php.ini の内容から変更したいものだけを記述してください。
  
  extension=domxml.so
  memory_limit = 20M
3. モジュール版のPHPで作成したファイルがある場合、ファイルの所有者がhttpdとなっておりCGI版のPHPやftpからの修正や削除ができない場合があります。その場合はファイルの所有者の変更をサポートデスクにご依頼ください。
4. phpinfo()関数でServer APIがCGIになっていることを確認してください。

※CGIの実行がSuExec環境でない場合独自のphp.iniは利用できません。
SuExec環境への変更はコントロールパネルの管理者メニュー内のお問い合せフォームよりサポートデスクにご依頼ください。(2002年4月以降ご利用開始のお客様は全てSuExec環境です)

CGI版に変更した場合にプログラムパスが正しく取得できない場合

PHPプログラムの中で自分自身の絶対パスを取得するために環境変数 SCRIPT_NAMEを利用している場合があります。モジュール版PHP4では正しく自分自身のプログラム名を取得できるのですが、CGI版ではプログラムのパス名ではなくCGI版PHPコマンドのパス名が代入され、予期した動作をしなくなります。
そのような場合は次の設定をhtaccessに追加することで正常動作することが期待されます。

RewriteEngine On
RewriteCond %{REQUEST_URI} ^(.*)
RewriteRule ^(.*) - [E=SCRIPT_NAME:%1]

※PHP4のCGI版を利用される場合はこの設定を行われることをお勧めいたします。
※コントロールパネルでCGI版PHP4を利用する設定を行った場合はこの設定が自動的に追加されます。 [an error occurred while processing this directive]